福岡県水巻町は、福岡県の北部に位置する歴史ある自治体です。明治期に石炭産業で栄え、明治22年(1889年)の町村制施行にて水巻村(みずまきむら)に、昭和15年(1940年)に町制施行により「水巻町(みずまきまち)」となりました。
時代の移り変わりと共に、炭鉱跡地の再開発とあわせて、積極的に住宅政策を進めることで人口が増加し、北九州都市圏内のベッドタウンとして発展をみています。
福岡県では初となる、自治体ホームページへのWebフォントの導入の目的や丸ゴシック体選定の理由などについて、企画課 広報係 山本さんにお話を聞きました。(以下、敬称略)
―水巻町のホームページとは、どのようなサイトですか?
山本 水巻町のホームページは、「即時性」「双方向性」「公開性」などインターネットの特性を生かした行政サービスを構築するため、さまざまな行政サービスをご案内し、地域と行政を結ぶ媒体として開設しています。
―TypeSquare(Webフォント)を導入された背景を教えてください。
山本 月に2回発行している広報紙の紙面の文字に、UDフォントの導入を検討していた時期に、モリサワからWebでも読み間違えにくいUDフォントを表示フォントとして採用されている自治体の事例を紹介されました。
水巻町のホームページは「ユニバーサルデザイン」をコンセプトにしており、すべての閲覧環境で読みやすく、誤読がおきにくくするための配慮への取り組みのため、Webフォントの採用を決めました。
―モリサワのUDフォントを選んだ決め手・理由を教えてください。
山本 広報紙でも「UD新丸ゴ」をはじめとする複数のUDフォントを利用しています。
見た目にも柔らかく、読みやすく、優しい印象があります。Webフォントの選定でも、丸ゴシック体を候補に考え、中でも「UD新丸ゴ」がデジタルデバイスにおける見やすい書体であるとのエビデンス(科学的根拠)が選定理由の大きな一つとなりました。
もちろん、障害の有無や年齢、性別などにかかわらず、誰もが見やすく親しみやすいデザインである「ユニバーサルデザイン」をコンセプトしたホームページデザインにマッチしたフォントとして選びました。
―今後、水巻町ホームページについて目標や展望を教えてください。
山本 これからも水巻町はユニバーサルデザインを積極的に取り入れ、「水巻いいね!」を増やしていきます。
水巻町様では、広報紙面とのイメージの統一としてだけではなく、エビデンスを確認いただいた上でのWebフォントの書体選定ということで嬉しく感じています。
ホームページもユニバーサルデザインをコンセプトとしていることもあり、素晴らしいマッチングだと思います。
本日はありがとうございました。