はじめに
モリサワでは毎年数多くの新書体をリリースしておりますが、Webフォントサービス「TypeSquare」でも、利用できるフォントが毎年どんどん増えています。
この記事では2022年にリリースされた新書体について、改めてTypeSquare担当から皆さんへご紹介します!
<ニュース・プレスリリースURL>
https://www.morisawa.co.jp/about/news/7613
<2022年新書体特設ページ>
https://www.morisawa.co.jp/topic/upg2022/
2022年新書体として600を超える書体がTypeSquareでもリリースされている中で注目としては、目で見て楽しいデザイン書体が数多くリリースされている点です。
2022年新書体のデザインジャンルとイメージ ※一部抜粋
この4つのジャンルの中から、今回は「ゆるポップ」「インパクト」のカテゴリーの書体について、 近年ブームが盛り上がっている『昭和レトロ』の視点からご紹介いたします!
「昭和レトロ×Webフォント!?」
昭和レトロとは、「昭和の時代を懐かしみノスタルジーを感じたり憧れを持つことの総称」などと定義されますが、定義づけよりも大事なことは「ノスタルジーを感じるインパクトのある第一印象」ではないでしょうか?
モノトーンやシンプルといったデザインが長く中心になっていた反面、日常生活では出会うことのなかった斬新なデザインやカラーリングで作られた『昭和レトロ』と呼ばれる時代の雑貨や当時のCDジャケットやポスターなど、昭和レトロのデザインがいま盛り上がりを見せています。
そんな斬新なデザインの中でもフォントの持つ役割やデザインの印象に与える影響は非常に大きいと思っていますので、今回は2022年リリースの新書体の中から昭和レトロにぴったりな書体を3つ厳選しました!
「くろまめ」(ジャンル=インパクト)
手書きの勢いを感じさせる明るい雰囲気のデザイン書体。広くデザインしたふところと、ループを強調したかなが特徴的。
⇒80年代ポップソングの考察記事などにオススメ!
「ココン」(ジャンル=ゆるポップ)
低い重心とやや下にすぼまるプロポーションを持つ、レトロであどけない雰囲気のデザイン書体。
横画の両端についたセリフが特徴で、手書き由来のあたたかさや親しみやすさにエレガントさをプラス
⇒レトロ家電の記事にオススメ!
「翠流デコロマン」(ジャンル=ロマン)
やや低めの重心をもつスクエアな骨格の漢字に、きらびやかな印象のかなを合わせた、ハイコントラストなデザイン書体です。「翠流ネオロマン」のかなのデザインをベースに、エレメントの先端や濁点部分の装飾を加えることで華やかな印象がプラスされています。
⇒喫茶店巡りなどの記事にオススメ!!
今後も盛り上がりをみせるであろう『昭和レトロ』をテーマに2022年リリースの新書体を紹介しました!
スマホ、PCなど情報にアクセスする手段はいろいろありますが、「パッと見て目に留まる」ようなインパクトのある印象的なサイト構築の際に、2022年リリースした新書体のラインナップはお役に立てると思います。
2022年リリース新書体の幅広いラインナップと共に、ぜひTypeSquareでのWebフォント利用を検討してください!
<TypeSquareのお問い合わせはこちらまで>
https://typesquare.com/contact/