はじめに
モリサワでは毎年数多くの新書体をリリースしており、Webフォントサービス「TypeSquare」でも、2022年には600を越える書体が追加されました。
この記事では前回に引き続き、2022年にリリースされた新書体について、改めてTypeSquare担当から皆さんへご紹介します!
<ニュース・プレスリリースURL>
https://www.morisawa.co.jp/about/news/7613
<2022年新書体特設ページ>
https://www.morisawa.co.jp/topic/upg2022/
2022年新書体は「デザイン書体」に分類される書体が多いのが特徴ですが、今回はその中でも特に独特な世界観を表現できる個性派フォントをピックアップしました。
書体で世界観を表現する!
ただの文字と侮るなかれ。書体はそのデザインによって、同じ言葉でも見る人に与える印象をガラリと変える力を持っています。
相手にどう感じてもらいたいかで書体をチョイスするのはデザイナーにとっても重要なスキルですね。
今回の記事では、多種多様な新書体の中でも、印象や雰囲気どころか世界観すら表現できてしまいそうな個性派の書体たちをご紹介します!
「イカヅチ」
肉筆感のある大胆な印象のデザイン書体です。太く張りのあるエレメントに掠れのような装飾を施すことで強いインパクトを演出します。特撮映画のポスターや、仰天ニュースの手書きテロップなど、どこか懐かしさを感じさせつつ迫力のある表現ができるフォントです。
「ラピスエッジ」
直線のみで構成されたシンプルな設計のフォントです。細いウエイト(書体の太さ)では長体で緊張感のあるデザイン、太いウエイトでは幅広で重厚感のあるデザインになっています。
サイバーな世界観やSFモノはもちろん、古代文明の文字と見立てて使うのも面白いかもしれませんね。
「白のアリス」
平筆由来の西洋風ストロークとクリアで柔らかなエレメントをもつ「赤のアリス」にラインを入れ、さらに装飾性を高めた書体です。
アンティークや古代のロマンに思いを馳せるような雰囲気のほか、魔法の呪文などファンタジーな使い方もオススメです。
今回は2022年新書体のラインナップの中でも、特に個性的な特徴をもった書体をご紹介しました。
ひとあじ違う書体を使いこなして、Webサイトで独自の世界観や雰囲気を表現してみてはいかがでしょうか。
2022年リリース新書体の幅広いラインナップと共に、ぜひTypeSquareでのWebフォント利用を検討してください!
<TypeSquareのお問い合わせはこちらまで>